SDGs

①貧困をなくそう
②飢餓をゼロに

貧困や飢餓が発生している理由の一つとして、世界の獲れる農産物の約3割が家畜の餌に使用されており、貧困や飢餓で苦しんでいる人びとに十分な食糧が行き渡っていないことが考えられます。私たち一人ひとりがプラントベース（ヴィーガン）を取り入れること。それは、貧困や飢餓で苦しんでいる人々に食料を供給することにつながる私たちに出来る身近な取組みの一歩なのではないでしょうか。

⑩人や国の不平等をなくそう

目標10は、年齢や性別、人種、宗教などを理由とした不平等をなくし、多種多様な人々がお互いを尊重しあう社会を目指します。プラントベース（ヴィーガン）やグルテンフリーという食の選択肢は、様々な食文化や食に対する考えがある方、アレルギーのある方、そうでない方など、皆が同じテーブルで一緒に食を楽しむことができます。プラントベース（ヴィーガン）は、食のバリアフリー（フードダイバーシティ）を実現することができるのではないでしょうか。

⑫つくる責任、つかう責任

目標12は、大量生産大量消費の時代に終止符を打ち、資源の持続可能性の促進を目指します。大量生産大量消費が起こる背景として、生産サイクルが持続的ではないことが挙げられます。そのため、受注生産（手作り）や再生可能な資源を使用することで、生産サイクルが好循環し、フードロスやゴミの排出を抑えることに貢献することができます。私たちの受注生産（手作り）のモノや再生可能な資源を使用しているモノを選択する一つひとつのアクションが、サステナブルな社会実現に向けた大きな一歩になるのではないでしょうか。

⑬気候変動に具体的な対策を

目標13は、地球温暖化など深刻化する気候変動の抑制を目指します。二酸化炭素の排出が地球温暖化に影響していると考えられてきましたが、2021年に英国のグラスゴーで開催されたCOP26では、畜産業で飼育されている家畜のゲップに含まれるメタンガス（牛のメタンガスは二酸化炭素の約25倍の温室効果があると言われている）が、地球温暖化の大きな要因のひとつになっていることが広く認知されました。私たち一人ひとりがヴィーガンを少しでも取り入れることで、畜産の需要を抑制し、メタンガスの削減に貢献できるのではないでしょうか。

⑭海の豊かさを守ろう
⑮陸の豊かさも守ろう

世界中で魚を必要以上に乱獲が繰り返されてきた結果、海洋生態系が崩れています。また、畜産業に使われる陸地を確保するため、アマゾンをはじめ世界中の森林が伐採され続けてきた結果、地球温暖化が深刻な問題になっています。私たち一人ひとりが、プラントベース（ヴィーガン）を少しでも取り入れることで、海洋生物や畜産の需給のバランスを整え、本来あるべき海洋生態系を取り戻す取り組みや、森林伐採の保護による地球温暖化抑制につながる活動に貢献できるのではないでしょうか。